士業開催の相談会、上手な使い方は?


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お住まいのエリアの広報誌やホームページで「〇〇士による無料相談会」というお知らせを見たことはありませんか?時には金融機関が士業による無料相談会を開催することもあります。

「無料相談会と書いてあるけど、全部無料で引き受けてくれるの?」

「相談できる内容は決まっているの?」

こんな疑問を持つ方もいらっしゃることと思いますが、無料相談会でできることと、できないことがあります。今回は上手に相談会を利用していただくコツをお伝えします。

「初回相談無料」がほとんど

「無料相談に行ったけど、最初の話を聞いて、少しアドバイスをくれるだけ。あとは有料になるといわれた」

時々、こんなお話をお聞きします。おっしゃる通り、無料相談会は手続すべてを無料で行うものではありません。

もし広報誌やホームページなどを見た場合には、「初回相談無料」などと書かれていると思いますので、相談に行く前にチェックしてみてください。

相談会にはルールがある

さらに各相談会にはルールがあります。例えば「相談会で直接仕事を受けてはいけない、相談会で対応した人に仕事を依頼したいのであれば、あらためて事務所に連絡して依頼をするように」などというものがあるのですが、これにはちゃんとした理由があります。

この場合、お客様を不当に勧誘することを防ぐというものです。ちょっと窮屈そうな話ですが、こればかりは仕方はありません。他にも「完全予約制」「1人〇分」など、相談会ごとにルールがありますので、ルールに従って利用しましょう。

準備するもの、持っていくもの

終わりに相談会に準備するもの、持っていくものについてお話ししたいと思います。

まず相談会で相談する内容をまとめておきます。できればメモなどに書いておくことがおすすめです。後になって「聞くのを忘れた!」ということがないようにしましょう。

また、手元に資料があれば、可能であればそれらも持参してください。資料がない場合には、「一般的にはこうなります」というお話が中心になると思います。しかし資料があれば、さらに詳しい話を聞くことも可能です。例えば相続であれば、戸籍謄本などを持っていけば、その戸籍謄本を見ながらより実際的にアドバイスをしてもらえるかもしれません。

そしてもう一つ忘れてはいけないものがあります。記録を取ることです。その場では「そうなんだ」と納得した場合であっても、帰宅すると「なんだったっけ?」と忘れてしまうこともあるので、早めに記録してください。