やむを得ない理由で自己破産について検討する人は、少なからずいらっしゃることと思います。
そんな時、一番最初にあたる壁の一つは「誰に相談すればいいのか」ということかもしれません。今回、自己破産についての相談先をいくつかご紹介してみたいと思います。
市区町村の法律相談
多くの市区町村には、定期的に法律相談を開催しています。その多くは無料のため、相談料の心配をせずに利用することが可能です。
気をつけなければいけない点は、制限時間があることと、毎日開催しているわけではないことです。また相談会そのものは無料でも、実際に業務を依頼すれば当然にお金がかかることも覚えておきましょう。
さらには相談時間が30分程度の場所もありますので、あらかじめ自分の話したいないようをまとめて簡潔に話せるようにしておきましょう。
また相談日がいつか、予約が必要かという点も、あらかじめ調べておかれることをお勧めします。
弁護士や司法書士
弁護士や司法書士は、自己破産をしたいと思っている人をサポートするお仕事です。
直接、弁護士や司法書士に依頼する場合、市区町村の無料相談に比べて、より自分にとって都合の良い日程で相談ができます。
さらに相談の時間も多くとってもらえることが多いです。自分にとって相性のいい弁護士や司法書士を選ぶことも可能と言えるでしょう。
その一方、無料というわけにはいきません。それぞれの事務所に報酬基準がありますので、早い段階で報酬を含めた費用がどのくらいかかるのか、聞いておくことをお勧めします。
法テラス
さて、司法書士や弁護士に相談したいけど経済的に苦しい場合はどうしたらよいでしょうか?そんな時のために、法テラスという制度があります。
法テラスは国の制度ですが、費用が安いだけではなく、一定の要件を満たす場合には立替制度も利用できます。
法テラスを使う場合のデメリットは、実際の着手までに時間がかかることです。法テラスの利用には審査があるため、この審査機関中は手続きができないので、待たなければいけなくなります。さらに担当してくれる弁護士や司法書士を、自分から選ぶことができません。
もしかすると破産についてよく知らない人が担当するかもしれないので、その点はリスクと言えそうです。
最後に
今回のお話はいかがでしたか?どこに相談するかは、自分自身が決めることです。それぞれ皆様の選択がベストであることを願ってやみません。本日も当ブログにお越しいただき、ありがとうございました。